気がつけば今日もカフェ

おいしい、ヘルシーが好きな三十路女のカフェめぐり日記。気ままに綴ってゆきます。

食材の力強さを味わえる農家のランチ⚫八葉食堂

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姫路の市街地から少しはなれた田園風景が広がる夢前町に、2月にオープンした「八葉食堂」。
車で前を通るたびに気になっていたお店です。



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「八方美米・八方美菜」という名前で農業を営むご夫婦が、自ら育てたお米やお野菜をふんだんに使ったランチを提供しています。畑はお店からほど近いところにあり、お野菜は新鮮そのもの。



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無農薬、無肥料栽培。自然の力を最大限に利用して大切に育てています。年間60種類ものお野菜を栽培しているというからびっくり。
「八方美米・八方美菜」というネーミングには、美しいお米や野菜を広げていきたい、という思いがこめられているそう。



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ランチのメインは月替わり、おかずは日替わり。
旬の食材をたっぷり取り入れた、からだにうれしい定食。

メインには豆腐入りつくねをいただきました。
大根の菜花やエシャレットなど、ふだんは食べないものがあったり、野菜の味を引き出す工夫がされていたりと、さすが農家のごはんやさん。
噛むほどに野菜の力強い味わいが広がります。


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つくねの味噌ダレは自家製の三年味噌。深みがあっておいしい。これさえあればごはん何杯でもいけそうです。

土鍋で炊いているという玄米ごはんは、おにぎりで登場。驚いたのは、そのプチプチ食感。お米の特徴なのか、緑もちという古代米も入っているからなのか、歯ごたえがほんとにいいのです。


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家でも玄米を食べている私。店内で販売されている玄米を買ってみました。家で炊いてみたところ、やっぱり歯ごたえがしっかりしていておいしかったです。が、お店で食べたときのプチプチ感が忘れられない。これはもう、通うしかない!(笑)

お弁当の持ち帰りもできるそうなので、忙しいけどしっかり食べたい!というときにぴったり。



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食後の甘酒ミルク。
自家製甘酒はまだ仕込み中とのことで、今回は残念でしたが、また次の機会にいただいてみたいと思います。



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こじんまりとした、ナチュラルテイストの店内。



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カウンター席に座らせてもらったのですが、足元にカバンをかけるフックがついていて、ちょっと感激。


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さらに感激したのは、カウンター越しの窓からの風景。山のみどりが鮮やかで、まるで絵が飾ってあるよう。


営業日は火、木、土の週3日。それ以外の日は、配達で姫路界隈の飲食店などをまわっているそう。お聞きすると、私が知っているお店にもおろしているとのこと。へぇーあのお店のお野菜は八方美菜さんのだったのか〜と、ひとりで納得。


店内にも、お野菜の販売スペースが。

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そしてその横には、広島尾道のチョコレート屋さん「ウシオチョコラトル」のチョコが!

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2年前に尾道に行ったときに知ったこのチョコ。そのときは買わなかったのですが、帰って来てから、やっぱ買っときゃよかった〜!と悶々としていました(笑)まさか、こんなところであえるとは・・・。


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素材にこだわっていて、パッケージもかわいい。レモンの風味がさわやかなグアテマラを買いました。



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自分で作った農産物を自分の手で調理し、それを自分のお店で提供する。そういう食堂やカフェってなかなかないですよね。「Farm to Table(畑から食卓まで)」とはよく聞くことばですが、まさにその理想のかたちなんじゃないかなと思います。


農業をはじめて今年で9年になるというご主人。
きっかけは、大分で無農薬農業を実践しているひとの講演を聞いたこと。そのひとに弟子入りし、無農薬農業を学んだそうです。

イベントに出店したり、ご自身でもイベントを開催したりと、超バイタリティのあるご主人。業種を超えたいろんなひととの出会いがあり今がある、と話すご主人の力強さは、食材の力強さと重なります。



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店内の販売コーナーにもありましたが、パクチー栽培にも力を入れているそう。パクチー=おしゃれ女子が好きなやつ、というイメージがある私。パクチーの独特な味が苦手な私は、おしゃれ女子になれない(笑)のですが、ちょっと食べてみたいなあと興味がわきました。



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今後は、店頭でも野菜を予約販売できるようにし、カフェメニューも充実させていく予定なんだとか。どんどん進化していきそうな予感。

あ、そうそう。「八葉食堂」の店名の由来は、「八方美米・八方美菜」の“八”と、奥さまのお名前「葉子さん」の“葉”からなんですって。これからも夫婦二人三脚でがんばっていただきたいですね。



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「八葉食堂」のとなりには、地元のお米や野菜、スイーツなどを販売する道の駅「夢街道farm67」が。(右奥のえんじ色の屋根の建物が八葉食堂です。)


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大きないちごのモニュメントが目印。
ちょっと立ち寄ってみるのもいいですね。



⚫○⚫○⚫
八葉食堂
姫路市夢前町宮置349-1
☎︎080-5319-9915
11:30から16:00 まで
火・木・土曜のみ営業

洗練された空間と和の甘味を堪能⚫あまねや

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姫路広畑に本店を構える和菓子店「甘音屋(あまねや)」。



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きれいに陳列されたお菓子はどれもおいしそうで、ディスプレイを眺めるだけでも楽しい。



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マシュマロのような生地で黄身あんといちごを包んんだ、とろける食感のいちご大福。
もちっとしたお団子に甘じょっぱいタレがたっぷりかかった、冷やして食べるみたらし。



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おつかい菓子には、竹かごに入った詰め合わせも。



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もらってうれしい、買ってうれしいお菓子ばかり。


たびたび足を運んでいたお店でしたが、先月、大津にカフェスペースを設けた「茶房あまねや」がオープンしたと聞き行ってきました。

道が狭く看板もないため少しわかりづらいのですが、だからこそ行く価値があるというもの!



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黒い壁に あまねや の文字。



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築80年の古民家をリノベーションした趣のあるたたずまい。



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かえでのみどりが美しい。



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のれんをくぐって・・・



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中に入ると、左手には何やら非日常な空間が。あとでちょっとのぞいてみましょう。



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正面には店頭販売のお菓子が、本店同様整然と並びます。その上の照明が重厚な雰囲気で目を引きますね。



では、お待ちかねのカフェスペースへ。


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手前の部屋は白を基調とした空間。



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一階の天井をとっぱらって吹き抜けに。
開放感がありますね。



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奥は黒で統一され、スタイリッシュな内装になっています。ぱっと見ると、まったく別の世界のような印象。

古民家カフェって、靴を脱いでたたみのお部屋でのんびり〜というイメージですが、いい意味で予想を裏切られた感じ。これは相当思いきったリノベなのでは!?

オーナーさんにお聞きすると、黒い部屋のほうは、おくどさんの煤で壁が黒ずんでいたため黒漆喰を塗ることにしたのだとか。メリハリをつけたくて、となりを白にしたとのこと。そのセンスに感心。



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こちらの食器棚は大正時代のもの。カフェ専用に作られた有田焼や丹波焼のうつわが並びます。



さてさて。

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席に案内していただき、おしながきをじっくり・・・見るまでもなく、食べたいもの決定。本わらび粉を使ったわらびもち「真 蕨(しん わらび)」。平日限定のメニューです。

あんこも好きだけど、わらびもちも大好きな私。これは食べないわけにはいかない!ということで、迷わずオーダー。

注文を受けてから練り上げ、できたてを出してくれる本格派。15分ほど待ちますが、待っている時間も楽しいものです。



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来ましたー!
本わらび粉を使ってあるからか、黒い!そのネーミングのとおり、本物って感じです。うつわや配膳のしかたもスタイリッシュ。



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沖縄波照間産の黒糖を使った黒蜜と香ばしい深煎りきなこをかけて、いただきます。



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ぷるぷるしていて弾力があります。口に運ぶと・・・おおっ。もっちり〜な食感がたまらない!

素材や作り方にこだわっているだけあって、800円と少しお高めですが、一度は食べておきたい絶品です。



食べたあとは再び店内散策。
そうそう、入ったときに気になっていた玄関左手のお部屋。


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ここは展示ギャラリーとなっていて、訪問時には陶芸作家さんの作品が展示されていました。
もとは一つひとつの部屋でしたが、戸をすべて取りはずし、たたみもフローリングに。
カフェでは、ここに展示してある作家さんが作ったうつわも使われているそう。



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アートに疎い私ですが、広々とした木の空間と縁側からの眺めにほっとして、しばしくつろいでしまいました。


自らリノベーションを手がけたというオーナーさん。このお店は、オーナーさんにとっての“ 姫路”をイメージしたものなんだとか。
非日常感のあるギャラリーや、白と黒の落ち着いたカフェスペース、ほっとする甘いお菓子。姫路を訪れた観光客を迎え入れるように、「あまねや」を訪れるひとをもてなします。



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お菓子、お店の雰囲気ともに洗練された「あまねや」。だからといって肩肘張る必要なく、気軽にゆったりと和を堪能できるカフェです。


今回はわらびもちだけでしたが、次回はあんみつやあんころもち(あんこ好きならやっぱりあんこものは制覇しなきゃね)など、気になったメニューをいただいてみたいと思います。



⚫○⚫○⚫
茶房あまねや(甘音屋大津長松店)
姫路市大津区長松424-1
☎︎079-239-1230
お菓子の販売→9:00から18:00まで
カフェ→10:00から17:00まで
水曜定休


甘音屋本店
姫路市広畑区蒲田5丁目200
☎079-239-1220
10:00から18:00まで
定休日なし

おしゃれな乾物ライフのススメ⚫うおくに商店

日本の伝統保存食、乾物。うま味が凝縮され、生のときには味わえない独特の風味が楽しめます。


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そんな乾物を専門に扱うお店「うおくに商店」は、前回紹介した「つばきや」の斜向かいにあります。

ん?和菓子屋さんに乾物屋さん・・・カフェめぐりブログなのに、カフェちゃうやん!とご指摘を受けそうですが、そこは大目に見ていただいて、しばしおつきあいくださいね。



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開放感のある店構えは、用がなくてもちょっとのぞいてみたくなる雰囲気。



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選りすぐりの商品が所狭しと並びます。


向かいのつばきやさんの山椒もちに、ここの山椒が使われてると聞いて・・・とお話すると、店主さんが山椒粉のサンプルを出してくださいました。


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鮮やかなみどりいろ。爽やかな香り。

使われているのは和歌山産のぶどう山椒。実が大粒でぶどうのように房になるため、そう呼ばれているそう。石臼挽きで手間ひまかけて作っているからこそ、香り、彩り、そして味、すべてにおいて純度の高い山椒粉ができるのだとか。「うおくに商店」自慢の逸品です。



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一味や七味もそろってます。
味覚が子どもな私・・・辛いものが苦手なので、こういったものは専門外(笑)なのですが、山椒のお話を聞いて思わず興味をひかれました。


目玉商品は山椒のほかにも。
水の代わりにヨーグルトで乾物をもどす、いま話題の乾物ヨーグルト。風味が増すうえ、そのまま食べられるので、水に溶けてしまう栄養もムダなく摂れる一石二鳥の調理法。
そこで!「うおくに商店」では、こんなものが販売されています。


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この袋の中にヨーグルトを入れてモミモミするだけという超便利なキット。
こんな商品よく思いついたなあと感心。これなら手軽に乾物料理ができますね。

私もたまに切干大根をヨーグルトでもどすのですが、シャキシャキ食感が損なわれないのでおいしいんです。食物繊維×乳酸菌。腸のおそうじにもってこいの組み合わせ。



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ちょっと気になったみどりの平たい豆は、青打ち豆。豆をつぶして乾燥させたもので、雪の多い地域で、冬のあいだの栄養源として食べられてきた保存食だそうです。
つぶしてあるので水もどし不要、いろんなお料理に使える便利なお豆さんです。



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乾燥野菜や豆類、海藻、お茶や調味料・・・あとはお米さえあれば、店内にあるもので充分生活できそうですね。
おやつ代わりになるドライフルーツもずらり。プルーンやキウイなど、外国産のイメージがある果物もすべて、うれしい国産。


さらにここでは、ほうきやたわしといった昔ながらのそうじ道具も取り扱っています。
棕櫚(シュロ)というヤシ科の木の樹皮から作られていて、しなやかでコシがあります。


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性能のいい掃除機が次々登場する現代ですが、最近はほうきが見直されていますね。

実際に履いてみると、その使いやすさを実感。手になじむ優しい感触で、頑丈だから長持ちしそう。職人さんが使う人のことを考えて、ひとつずつ丁寧に作ってるんだろうなあ。



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一般的なたわしはパーム(ヤシの実)を使ってあり、かたいのですが、シュロのたわしは柔らかく食器を傷つけません。しかも、スポンジよりも汚れが落ちやすいとなれば、重宝しそうですね。


ちなみに、おもてにぶらさがってるこの巨大たわし。

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お店のオープン記念に、職人さんが特別に作ってくださったんですって。インパクト大ですね。


私、恥ずかしながら、ここではじめてシュロという木のことを知りました。
シュロは昔から和歌山の特産物でしたが、安い輸入品などにとってかわられ、需要が減り採取する職人さんもほとんどいなくなってしまったそう。
だから、このシュロ製品はとても貴重なものなんですね。


そういえば、山椒もシュロも和歌山産。和歌山に縁があるお店なのかな?と思っていたら、「うおくに商店」の本店は和歌山にあり、店主さんのご両親が営んでおられるとのこと。こちらの神戸店は、店主さんご夫婦が。親子がそれぞれ別の地で乾物屋さんをされてるなんて、なんだかすてきですね。


そうそう、このお店のマーク、よく見ると結び昆布なんです。

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商品名の書かれたシールにも。

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さりげなく縁起物。


上で紹介した乾物ヨーグルトや、すぐに使える乾燥野菜など、もどすのがめんどうなんて悩みは無用の便利な商品がたくさん。店内も商品のパッケージもおしゃれで、乾物は古くさいというイメージも覆っちゃいます。ここに来れば、乾物が好きな人はますます好きに、そうでなかった人は乾物ライフをはじめたくなるはず。



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今回写真が少なかったので、次回もう少しいろいろ撮らせてもらって、また更新しようと思ってます。
そして、気になったけど買えなかったもの、次回は買って帰りまーす。


お店に並んでいる乾物を眺めながら、乾物カフェなんておもしろそうだなあと、ふと思いました。
乾物ランチ、乾物スイーツ・・・うん、これはあり!
全国探せば、もうすでに存在してるかも!?


さて、今夜は高野豆腐の豚肉巻き。
いただきまーす!

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⚫○⚫○⚫
うおくに商店
神戸市中央区中山手通4丁目10-30
☎︎078-855-8564
11:00から19:00まで
水曜定休

みんなに愛される癒しのあんこ⚫つばきや

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神戸市中央区鯉川筋を北へ上がっていくと、ふと目に入る小さな和菓子屋さん「和のおやつ つばきや」。あんこのおやつに目がない私がずっと行ってみたかったお店です。



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赤い椿のロゴマークが目を引く看板。



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あずき色の軒先テントに、すだれやお品書きの短冊。レトロなたたずまいにほっこりします。



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2、3人入るのがやっとの、こじんまりした店内。


この日はとてもいいお天気で、汗をかきかき元町駅から歩いて行った私を、ゆっくりしていってくださいねと迎えてくださった女性店主さん。まさに、あんこのような癒し系。

ご自身があんこ好きという店主さん。あんこのおやつのお店をと、2年前に「つばきや」をオープンされたそう。私もかなりのあんこ好きだけれど、作るよりも食べるほう専門(笑)なので、尊敬しちゃいます。



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おはぎや桜もち、スコーンにグラノラ・・・かわいらしいお菓子たちに、いちいちキュンキュンしてしまいます。品数は多くありませんが、その分ひとつひとつ心をこめて作られています。


では、そのかわい子ちゃんたちを紹介していきましょう。


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ちょっと小ぶりなおはぎは、小豆つぶあん、黒豆きなこ、黒ごま、青のり、くるみ白あんの5種類。中には小豆あんが入っています。



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家に帰って箱を開けると、おはぎたちが早く食べて食べてと誘っているようで(笑)

あんこは甘さを抑えてあるからか、小豆の風味がしっかり生きています。店主さんがコトコトと小豆を炊いている姿が思い浮かびます。
おもちは、粘りが強いのが特徴の佐賀のひよくもち米を使ってあり、もっちりとした歯ごたえ。

定番のつぶあん、きなこはもちろん大好きなのですが、個性派のくるみ白あんは、香ばしくて予想以上のおいしさでした。



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季節の和菓子、桜もち。



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淡いピンク色、桜の葉の香り、口に運べば上品な甘さが広がります。和菓子は五感で楽しむとよく言われますが、ほんとにそうだなあと実感。
桜の時期はもう終わりましたが、桜もちで春を味わうことができます。あ、花より団子ですね。



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どら焼きは、小豆つぶあん、あんず白あんの2種類。小腹を満たすのにちょうどいい小ぶりなサイズ。今回はあんず白あんをいただきました。
しっとりした生地には、「つばきや」の焼印が。あんずの甘酸っぱさと白あんの甘さがほどよくマッチしています。



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あんこがたっぷり練り込まれたあんスコーンは、小豆あんと抹茶白あんの2種類。
スコーンが盛ってあるお皿もステキ。



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ほろっと軽い食感で、味もあっさり。



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あんこのグラノラ。
オーツ麦にあんこが混ぜ込んであります。クルミやドライマンゴーも入っていて、ザクザクとした食感。50g入りと150g入りがあるのですが、欲張りな私は150g入りを買いました。



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今日はヨーグルトに入れていただきましたが、ごろっとしたかたまりもあり、このままでも十分おやつになります。これはたぶん、食べだすと止まらない危険なおいしさ!



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山椒もち。
斜向かいの乾物屋さん「うおくに商店」の粉山椒を練りこんだ、やわらか〜い羽二重餅のようなおもち。



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口に入れた瞬間、爽快感が広がり、そのあとピリリとした辛さがやってきます。食べたあともしばらくは口の中に爽やかさが残り、初夏を感じる味。

あ、「うおくに商店」については次回の記事で語りますね!



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素朴だけれど、やさしい味わいのおやつたち。
余計なものは入れず、お砂糖も洗双糖やオーガニックシュガーを使用するなど、自然に近い味を心がけておられます。


お母さんと一緒にスコーンを買いに来る男の子、どら焼きありますか?と足を止めるご婦人、こないだのはちょっと甘すぎたねと、味を品定めしてくれるおばあちゃん・・・私が店主さんとお話させてもらっているあいだに、いろんな人が立ち寄っていました。

おいしいだけじゃなく、店主さんのお人柄も、みんなに愛されるゆえんなのでしょうね。
私もご近所だったら毎日でも通ってしまいそう。



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5月からはわらびもちが、夏にはかき氷も登場するそうなので、また足を運んでみたいと思います。



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前回の記事であんこのお話をしたばかりですが、今回もあんこが主役でしたね。そのうち、あんこのおやつを集めた“あんこ手帳”なるものを作ってみたいなあと、ぼんやり考えています。




⚫○⚫○⚫
和のおやつ つばきや
神戸市中央区中山手通3-12-15-101
☎︎078-384-2871
12:00から17:30まで
日・月曜、祝日定休

あんこのつぶやき⚫たい焼き

春。


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庭のチューリップ。
風にゆらゆら揺れる姿がかわいい。


すてきな季節なのに、花粉症がひどかったり体調を崩したりで、なかなかブログを更新できないまま日が経ってしまいました。
ほんとに気ままなブログですね、、、


しんどいなーってとき、無性にあんこが食べたくなる私。夜中に突然食べたくなって、小豆を炊きはじめることもあります。ほんとにあんこ好きだなー(笑)



そんなわけで、

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JR加古川駅前の路地にあるたい焼き屋さん「やきやきや」。近くを通ると、香ばしいにおいに胃袋が刺激されて、必ず立ち寄ってしまいます。


薄皮の生地の中にはつぶあんがぎっしり。まわりのフチはカットするかどうか聞かれるのですが、パリパリ食感が好きな私はいつもフチ付きで頼みます。

焼きたてにがぶりとかみつくと、あんこの甘さが口いっぱいに広がって幸せな気分に。甘すぎないので、もう一匹いけそうなぐらいです。

とりあえず、あんこ摂取完了!

一生懸命たい焼きを焼く店主のおっちゃんもいい味出してます。


加古川駅の近くに行かれた際は、ぜひ寄ってみてくださいね。

☞鯛焼工房やきやきや
加古川市加古川町篠原町59
☎︎079-427-5176
10:00から19:00まで
月・火曜定休


あったかいものが恋しくなる冬は終わりましたが、
たい焼きはおなかもこころもほっこりさせてくれます。

すこやかな心身をサポート⚫まいんち

神戸市西区。表通りから一本路地に入るだけで、一気に閑静な雰囲気に。その中にたたずむ一軒家のカフェ「mynch(まいんち)」は、まるで隠れ家のよう。



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お店の前の黒板が目印です。



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メニューなどが書かれています。見るだけでわくわくしてきますね。



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古民家の素朴な趣は、やはり落ち着きます。



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入ってまず目を引いたのが、アンティークのようなピアノ。趣味でピアノを弾くというオーナーさん。処分されるところだったのを譲ってもらったそうです。



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3月なので、おひなさまが飾ってありました。



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テーブルやソファの配置がステキすぎて、どこに座ろうか迷ってしまいます。
お天気がよかったので、窓際の席へ。



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のほほんランチをいただきました。まろやかなかぼちゃのスープに、やわらかくジューシーな鶏肉のマーマレード煮。ごはんは発芽玄米で、ふんわり炊いてあります。



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食後には、このお店のイチオシ、手作りグラノーラを。お砂糖は使わず、ドライフルーツとメープルシロップで甘みをつけてあります。
オートミールとナッツのザクザク感、噛むほどにじわじわと染み出るドライフルーツの甘み。いくらでも食べれそうなおいしさです。


ガトーショコラやチーズケーキなどのスイーツも充実。どれも手作りで無添加だから安心です。



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時間を気にせずゆっくりしてほしいと、時計は廊下だけに。照明と時計がレトロな雰囲気を醸し出しています。



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やさしい陽が注ぐ縁側。いつまでもくつろいでいたくなります。




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さて、グラノーラをテイクアウトしておいとましようかと思っていたら・・・


こんなお部屋が。

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なんと、整体とアロマのサロンが併設されているのです。


競泳選手として活躍されていたオーナーさん。競泳のコーチをされていて、スポーツアロマトレーナーなる資格をお持ちなのです。
リラックス効果だけでなく、からだの状態を見て、必要な栄養やその人に合ったトレーニング方法などもアドバイスしてくださるそう。
なるほど、栄養バランスを考えたランチにも納得です。

指導している子どもたちを心身の両面からサポートしたいという思いで、このお店をオープンされたのだとか。多感な子どもたちが気軽に立ち寄れる場所、逃げ場的存在になればと話すオーナーさんは、頼れるアネゴ!という感じ。こんなひとが身近にいてくれる子どもたちが、少しうらやましくなりました。


店内には貸部屋もあり、1時間1,500円で借りることができます。



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帰り際、さりげない気遣いがうれしいですね。


栄養たっぷりのランチと、からだを整えてくれるアロマ。そして、気さくでパワフルなオーナーさん。心身ともにすこやかになれる、ありそうでなかったカフェ。ちょっとしんどいなーと思うとき、足を運びたい場所です。





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のほほんCafe&からだSalon mynch
神戸市西区玉津町高津橋619-2
☎︎078-939-3362
カフェ→11:30から18:00まで
サロン→10:00から19:00まで(予約制)
不定

あなたにおいしい思いやりを⚫こはん

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西明石。2号線から中に入った路地の一角にある「自然食とおやつ工房こはん」。



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玄米をはじめとする、からだによい食材を取り入れたお弁当やお惣菜、卵・乳製品・小麦粉不使用の米粉のお菓子などを販売されています。
昨年までは魚住で営業されていましたが、この2月からこちらに移転され、ついこのあいだオープンしたばかりです。



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具が日替わりで楽しめる玄米おにぎり。玄米は無農薬というこだわり。もちもちしていて味もついているので、玄米が苦手なかたやお子さんでも食べやすいと思います。



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香ばしい玄米コロッケは、野菜も入っていて、これひとつで大満足です。



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自家製、無添加にこだわったお弁当。
予約しておくと、待ち時間なしで受け取りできます。



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イートインスペースもあり、お弁当の内容をランチでいただくことができます。



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噛めば噛むほど味の出る玄米ごはんと、精進出汁のお味噌汁。おかずもお漬物もすべて手作りで、食材の味をちゃんと味わえます。
さらに、お茶はデトックス効果のある、まこも茶。
素朴だけれど、思いやりとこだわりが感じられるごはんです。

私はランチは決まってこの玄米プレートなのですが、次回は、「こはん」自慢の玄米カレーもいただいてみたいと思います。



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食後に、有機はちみつレモンドリンクを。




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ほっとするやさしい甘さのスイーツもそろっています。



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サクサク感とほどよい甘さで、ついもう1個・・・と手が伸びてしまう米粉のクッキー。米ぬかや大麦若葉、明石のりなどの味があります。



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自家製ジャムが入った焼きドーナツ。この日はバレンタイン前ということもあり、ショコラ味のドーナツも用意されていました。



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自家製あんこ入りのドーナツ。芋あんとジャムをトッピングして、ぜいたくにいただきまーす。



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酒粕パウンドケーキは、まるでチーズケーキのような味わい。お砂糖は極限まで減らしてあり、とってもヘルシー。



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玄米甘酒パウンドは、なんとお砂糖なし!甘酒とドライフルーツで甘みをつけてあります。


お砂糖摂りすぎかな、からだによくないかな・・・という心配は無用の、罪悪感ゼロのおやつたち。
ドーナツやパウンドは、日によって味が違うので、お店に行ってからのお楽しみです。



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こちらは、米ぬかやもち麦を使用したグラノーラ
大豆や黒豆も入っています。スーパーなどでは売っていない貴重なグラノーラですね。
私はぬかグラノーラがお気に入りで、ヨーグルトに入れて食べています。
栄養がたっぷりつまった米ぬか。はじめて食べたときは、米ぬかって甘いんだ!と感動しました。ぜひともお試しいただきたい、私のオススメです。



店内には、おにぎりやおやつのほか、選りすぐりの商品が並んでいます。


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米ぬかふりかけや糀加工品も、もちろん自家製。
自宅で簡単にできる糠漬けセットも売っています。



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ランチでいただいたまこも茶も好評なんだとか。



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手作り味噌は、お味噌の発酵を止めないように、パックの口は完全に密閉していません。つまり、こうやってお店に並んでいるあいだも発酵し続けているのですね。生きた酵素を摂ることができる、こだわりのお味噌です。



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地元で採れた無農薬のお野菜も。



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からだにいいからがんばって食べる、ではなく、からだによくておいしいから食べたい。単純にそう思えるものが、ここにはあります。



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癒し系の店主さんとシャキシャキのお母さま、おふたりで切り盛りされているこのお店。からだにもこころにも栄養をくれる、あたたかい場所です。




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自然食とおやつ工房こはん
明石市鳥羽1478-1
☎080-6140-0580
11:00から18:00まで
(売り切れ次第終了)
日・月曜・祝日定休
☆おにぎりやお菓子などは取り置きもできます。
お電話でお尋ねください。