わくわくと優しさをつめこんで⚫おやつ屋 草の芽
まず、今日未明に北海道胆振地方で発生した地震で被害に遭われた皆さまに、お見舞い申し上げます。
大規模な土砂崩れや家屋倒壊の被害、また停電も続いているとのこと。どうか被害が拡大しませんように・・・皆さまのご無事を心からお祈りするばかりです。
そして改めて、日々の暮らしのありがたさを感じます。家族と過ごせること、ごはんを食べられること、こうしてブログを綴れること・・・ひとつひとつに感謝すべきですね。
さて、今日紹介するのは、私の大好きなおやつ屋さん「おやつ屋 草の芽」。
植物性の素材で、個性豊かな焼き菓子やケーキなどを作られています。
高砂の工房でお菓子作りをされていて、店舗は持たず、イベント出店や委託販売のみの販売スタイル。
近場で出店があると聞くと、いそいそと駆けつける私です。
あ、毎月おやつセットの発送もされてますよ。
こちら、高砂にあるログハウスレストラン「イヌイット」でのテラス販売の風景。
「イヌイット」については、こちらも大好きなお店なので、また別記事で語らせてもらいますね!
草の芽さん、以前はここで働かれていたそうで、そのご縁で月1回こうしてレストランのテラスでお店を出されてます。私の毎月のお楽しみでもあるんですよね〜。
焼き菓子がずらり。
どれもおいしそう。そして、ちょっとおもしろい。
注目したいのが、お菓子の名前。
『おしょうさん』に『はらもちよしこ』、『Mr.れもん』に『カラフルちゃん』・・・何やら楽しいネーミング!
これね、それぞれの特徴から名付けてあるんです。
例えば、『おしょうさん』はお醤油味のクッキーだから、この名前。よく見ると、ちゃんと和尚さんの顔になってるところもユーモアがあって、思わず笑っちゃいます。
米粉使用で腹持ちがいいから『はらもちよしこ』なんてのも、そのまんまだけどかわいいですよね。
こうやって名前があると、すごーく親しみやすい。お菓子に人格が備わったような、小人(的なもの)を連れて帰るような・・・そんな感覚になります。
手に取って、クスッとなって。なんか気になる〜なおやつばかり。選ぶのも楽しい!
私がハマってるのは『ごえん』。塩味のきいたサックリ食感のクッキーです。ご塩とご縁をかけた名前。いい響き。
使ってある塩は淡路のもの。鉄釜でじっくり炊き上げたこだわりの塩なんですって。
小麦粉を使わない、いわゆるグルテンフリーの焼き菓子もありますよ。きなこと米粉のクッキー『きなこめ』は、ちょっとかための歯ごたえ。これも私のお気に入りです。
それからそれから、写真右の『しげるくん』。練りごまとココア入りで、見た目が黒い。ん?黒い?しげるくん?・・・・・・あー!あのかたね!(笑)となる、遊びごころ満載のクッキー。
さらに、パッケージにも注目ー!
何気なく貼ってあるシール、ぜんぶ手作りなんです。自ら彫った消しゴムはんこを1枚ずつ押して作るという気持ちのこめよう。味があってステキですね。
お菓子だけじゃなく、それを包むパッケージにも時間をかけられていて、草の芽さんのものづくりへの思い入れが感じられます。
焼き菓子のほかに、豆腐を使ったカップケーキ『おとーふケーキ』も大人気。旬の野菜や果物がたーっぷり入ってます。
何回食べても飽きない、いくつ食べても胃がもたれない、ヘルシーなしっとりカップケーキ。
豆腐は、姫路御着の豆腐屋さん「たじまや」の、製法にこだわった絹こし豆腐を使ってあります。
私と草の芽さんとの出会いは、このおとーふケーキでした。はじめて食べたとき、わっ、何これめちゃおいしいやん!と感動して、それ以来ファンに。
素材の組み合わせに、いつもズキュンとやられます。というのも、長芋とゆず、ほうれん草とイチジク、ここには映ってないけど、アスパラと甘酒、里芋とココア・・・などなど、え!?これとこれ合うの!?ていう意外な組み合わせがけっこうあって。
で、これがまた不思議とおいしいのです。
あんこ入りもたまに登場するので(やっぱり1回はあんこの話になりますね笑)、欲ばっていっぱい買っちゃいます。
そうそう、「たじまや」の豆乳を一度いただいたのですが、ここまで濃厚なの飲んだことないわー!ってくらいめちゃんこ濃厚で。
とろり〜んなのどごしに感激しました。
で、その豆乳を使ったパウンドケーキがこちら。
「イヌイット」のデザートメニューにもなっています。このパウンドにも、季節の野菜や果物がふんだんに入っていて、おとーふケーキよりさらにしっとり。こちらも私のおすすめです。
限定で登場するおやつも。
暑い時期はわらびもちとか、
クリスマスシーズンにはこんなのも。
気まぐれおやつも要チェックです。
草の芽さん、とっても感性豊かな女性で、あったかい思いがおやつを通してじーんと伝わってきます。
おやつでもごはんでも、作っている人を知っていただくのと知らないでいただくのとでは、なんかね、食べるときの心持ちが違うんです。
こんな人がこんな思いで作ってる、という背景がわかると、その食べものがぐっと近くに感じるようになります。ちょっとうまく言えないけど・・・。
そんな経験ありませんか?
気取らない、毎日でも食べたくなる、ほっこりおやつたち。そこには、わくわくと優しさがぎゅうっとつまっています。
余談ですが、すんごくつらいとき、ボロボロ泣きながら草の芽さんのおやつを食べて、あ〜おいしい、生きてる〜と実感したことがある私です。
ぜひ一度、草の芽おやつを食べてみてください。そして、草の芽さんとおしゃべりしてみてください。
ちょっと違った世界がのぞけるかもしれませんよ。
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おやつ屋 草の芽
☎090-5130-0265
✉kusanome-fumie@docomo.ne.jp
☆出店情報などはFacebookをご確認ください。
→https://m.facebook.com/oyatsuyakusanome/?locale2=ja_JP