あんこのつぶやき⚫大福
この空は二度とない。
今日は二度と来ない。
あっ。先延ばしにしてたブログの更新、今日しなきゃ!と思い立って、またもや久しぶりに更新します。
さて、5回目のあんこのつぶやき。
あんこと言えば、大福。大福と言えば、
加古川の老舗和菓子屋「福中菓子輔」の大福餅。
やわらか〜いおもちの中に、つぶあんがぎっしりつまっています。
手でつかむとすぐにかたちが崩れてしまうやわらかさ。みょーんと伸びるもち皮は薄く、中のあんこが透けて見えます。
北海道産小豆のつぶあんは、小豆の食感がしっかり残っていて食べごたえがあります。
まさに絶品。大福好きさんにもそうでないかたにも、ぜひ一度食べていただきたい。
店構えはいかにも老舗という感じ。
春先に出るいちご大福もとってもおいしくて、午前中に売り切れることも。時期が来たら、また改めて紹介したいと思います。
今日は二度と来ないけど、
こんなおいしい大福、二度と食べられないなんて言われたら、泣いちゃいます。
わくわくと優しさをつめこんで⚫おやつ屋 草の芽
まず、今日未明に北海道胆振地方で発生した地震で被害に遭われた皆さまに、お見舞い申し上げます。
大規模な土砂崩れや家屋倒壊の被害、また停電も続いているとのこと。どうか被害が拡大しませんように・・・皆さまのご無事を心からお祈りするばかりです。
そして改めて、日々の暮らしのありがたさを感じます。家族と過ごせること、ごはんを食べられること、こうしてブログを綴れること・・・ひとつひとつに感謝すべきですね。
さて、今日紹介するのは、私の大好きなおやつ屋さん「おやつ屋 草の芽」。
植物性の素材で、個性豊かな焼き菓子やケーキなどを作られています。
高砂の工房でお菓子作りをされていて、店舗は持たず、イベント出店や委託販売のみの販売スタイル。
近場で出店があると聞くと、いそいそと駆けつける私です。
あ、毎月おやつセットの発送もされてますよ。
こちら、高砂にあるログハウスレストラン「イヌイット」でのテラス販売の風景。
「イヌイット」については、こちらも大好きなお店なので、また別記事で語らせてもらいますね!
草の芽さん、以前はここで働かれていたそうで、そのご縁で月1回こうしてレストランのテラスでお店を出されてます。私の毎月のお楽しみでもあるんですよね〜。
焼き菓子がずらり。
どれもおいしそう。そして、ちょっとおもしろい。
注目したいのが、お菓子の名前。
『おしょうさん』に『はらもちよしこ』、『Mr.れもん』に『カラフルちゃん』・・・何やら楽しいネーミング!
これね、それぞれの特徴から名付けてあるんです。
例えば、『おしょうさん』はお醤油味のクッキーだから、この名前。よく見ると、ちゃんと和尚さんの顔になってるところもユーモアがあって、思わず笑っちゃいます。
米粉使用で腹持ちがいいから『はらもちよしこ』なんてのも、そのまんまだけどかわいいですよね。
こうやって名前があると、すごーく親しみやすい。お菓子に人格が備わったような、小人(的なもの)を連れて帰るような・・・そんな感覚になります。
手に取って、クスッとなって。なんか気になる〜なおやつばかり。選ぶのも楽しい!
私がハマってるのは『ごえん』。塩味のきいたサックリ食感のクッキーです。ご塩とご縁をかけた名前。いい響き。
使ってある塩は淡路のもの。鉄釜でじっくり炊き上げたこだわりの塩なんですって。
小麦粉を使わない、いわゆるグルテンフリーの焼き菓子もありますよ。きなこと米粉のクッキー『きなこめ』は、ちょっとかための歯ごたえ。これも私のお気に入りです。
それからそれから、写真右の『しげるくん』。練りごまとココア入りで、見た目が黒い。ん?黒い?しげるくん?・・・・・・あー!あのかたね!(笑)となる、遊びごころ満載のクッキー。
さらに、パッケージにも注目ー!
何気なく貼ってあるシール、ぜんぶ手作りなんです。自ら彫った消しゴムはんこを1枚ずつ押して作るという気持ちのこめよう。味があってステキですね。
お菓子だけじゃなく、それを包むパッケージにも時間をかけられていて、草の芽さんのものづくりへの思い入れが感じられます。
焼き菓子のほかに、豆腐を使ったカップケーキ『おとーふケーキ』も大人気。旬の野菜や果物がたーっぷり入ってます。
何回食べても飽きない、いくつ食べても胃がもたれない、ヘルシーなしっとりカップケーキ。
豆腐は、姫路御着の豆腐屋さん「たじまや」の、製法にこだわった絹こし豆腐を使ってあります。
私と草の芽さんとの出会いは、このおとーふケーキでした。はじめて食べたとき、わっ、何これめちゃおいしいやん!と感動して、それ以来ファンに。
素材の組み合わせに、いつもズキュンとやられます。というのも、長芋とゆず、ほうれん草とイチジク、ここには映ってないけど、アスパラと甘酒、里芋とココア・・・などなど、え!?これとこれ合うの!?ていう意外な組み合わせがけっこうあって。
で、これがまた不思議とおいしいのです。
あんこ入りもたまに登場するので(やっぱり1回はあんこの話になりますね笑)、欲ばっていっぱい買っちゃいます。
そうそう、「たじまや」の豆乳を一度いただいたのですが、ここまで濃厚なの飲んだことないわー!ってくらいめちゃんこ濃厚で。
とろり〜んなのどごしに感激しました。
で、その豆乳を使ったパウンドケーキがこちら。
「イヌイット」のデザートメニューにもなっています。このパウンドにも、季節の野菜や果物がふんだんに入っていて、おとーふケーキよりさらにしっとり。こちらも私のおすすめです。
限定で登場するおやつも。
暑い時期はわらびもちとか、
クリスマスシーズンにはこんなのも。
気まぐれおやつも要チェックです。
草の芽さん、とっても感性豊かな女性で、あったかい思いがおやつを通してじーんと伝わってきます。
おやつでもごはんでも、作っている人を知っていただくのと知らないでいただくのとでは、なんかね、食べるときの心持ちが違うんです。
こんな人がこんな思いで作ってる、という背景がわかると、その食べものがぐっと近くに感じるようになります。ちょっとうまく言えないけど・・・。
そんな経験ありませんか?
気取らない、毎日でも食べたくなる、ほっこりおやつたち。そこには、わくわくと優しさがぎゅうっとつまっています。
余談ですが、すんごくつらいとき、ボロボロ泣きながら草の芽さんのおやつを食べて、あ〜おいしい、生きてる〜と実感したことがある私です。
ぜひ一度、草の芽おやつを食べてみてください。そして、草の芽さんとおしゃべりしてみてください。
ちょっと違った世界がのぞけるかもしれませんよ。
⚫○⚫○⚫
おやつ屋 草の芽
☎090-5130-0265
✉kusanome-fumie@docomo.ne.jp
☆出店情報などはFacebookをご確認ください。
→https://m.facebook.com/oyatsuyakusanome/?locale2=ja_JP
気がつけばやっぱり好き⚫
更新できないまま、気づけば8月もあと1週間。
7月から、豪雨に猛暑、ヘンテコ進路の台風と、今までにないような天候が続きましたね。
西日本豪雨の被災地では、今もなお避難生活を余儀なくされている方々がおられ、また復旧作業が行われています。
暑い中作業にあたられている方々には、頭が下がる思いです。一刻も早い復興をお祈りします。
みどりのじゅうたんと、赤いローカル列車。
気持ちよさそうに泳ぐ雲。
どんな絵画よりも美しい、この瞬間。
つくづくなんにもないまちだけど、やっぱり好きだなあと思います。
私、好きなものはたくさんあるのですが、自分のことが好きになれないんです。昔から、ずーっと。
なんてワガママな人間なんだろう。
なんでみんなと同じようにできないんだろう。
ここ最近、そんなことをひとりで考えて、勝手に落ちこんでいました(笑)
焦らなくてもいいよって自分に言い聞かせていたのに、何かはじめたとたん、うまくやらなきゃと思って焦ってしまう。
そんなとき、こういう風景の中に身を置くと、一瞬ふっと軽くなります。
大好きな「じじかふぇ」の、おからケーキ&お豆腐ティラミスと薬膳チャイ。
ケーキあるよとお声がけいただいて、久々にお邪魔しました。
ふんわりした甘さに頬がゆるんで、やっぱり変わらず好きだなあと実感。ほっとひと息つける場所があるって、ありがたいことですね。
自分のこと、ちょっとは好きになってあげたいな。
いい年して悩みまくり迷いまくりの私ですが、やっぱこれ好きだなーって思えるもの、大事にしたいと思います。
さて!次回はちゃんとした記事書くぞー!
あんこのつぶやき⚫あずきの話
最近つぶやいてばかりですが、今日もまたつぶやきを。
前回紹介したカフェ「かゑもん」では、自然栽培小豆を販売されています。家でたびたびあんこを作るので、思いついては何度か購入しています。
きれいな赤い色。
あんこといっても、つぶあん、こしあんがあるし、かため、やわらかめ、つぶつぶ感の残ったもの、超甘いやつ・・・など、人それぞれ好みがありますよね。
大のあんこ好きの私ですが、甘すぎるものより、ちょっと甘さ控えめで、豆のかたちが残っているつぶあんが好き。
というわけで、今日もことこと小豆を炊きます。
炊けるまでの待っている時間も、なんだか好きなのです。本を読んだり、書きものをしたり、おやつを食べたり・・・。
あ、そうだ!せっかくだから、小豆のお話を少し。
小豆は栄養満点の食材。
大豆などと同じくたんぱく質が豊富なのは言わずもがな、便秘予防にうれしい食物繊維もたっぷり。
疲労回復に効くビタミンB1や、抗酸化作用のあるポリフェノールも多く含みます。
さらに利尿作用もあり、むくみ予防にも○。
あんな小さな粒に、こんなにたくさんの栄養がつまってるなんて、小豆ってすごいですよね。
そして、小豆の赤色。
日本では古来から、この赤には厄除け・魔除けなどの神秘的な力があると信じられてきました。
だから、お彼岸におはぎをお供えしたり、おめでたい日に赤飯を炊いたりするのですね。
ういろうの上に小豆がのった三角形のこの和菓子も、そのひとつ。
「夏越の祓(なごしのはらえ)」で食べる「水無月」です。
「夏越の祓」とは、1年のちょうど折り返しにあたる6月30日に、半年の罪やケガレをはらい、残り半年の無病息災を祈願する神事のこと。
神社では、茅(ちがや)の草で編んだ輪をくぐる「茅の輪くぐり」が行われます。
これにあわせて 「水無月」を食べる風習があるのです。
邪気をはらう小豆に、三角形のういろうは暑気をはらう削りたての氷を表しています。
冷蔵庫などない時代、庶民にとって氷は高嶺の花だったそう。そこで、三角形の生地を氷に見立てたのです。先人の知恵ですね。
ちなみに、写真は以前に紹介した「甘音屋(あまねや)」の水無月。せっかくなので、みなさんも、お近くの和菓子屋さんをのぞいてみてくださいね。
さてさて、そんな話をしているうちに、できました。ほっこり、ぽってり、いとしのつぶあん!
このまま食べるもよし、お菓子に使うもよし、トーストに塗るもよし。食べかたいろいろ。いろいろと言いながら、このまま食べてしまう私です、、、
和菓子屋やカフェのあんこももちろんおいしいけれど、自分で作ったあんこはね、また格別なのです。
いのちをつなぐ大地のおやつ⚫天然滋味KAゑMON
小野の隠れ家カフェ「天然滋味KAゑMON」。
数年前から気になっていて、今年3月にやっと初訪問。それ以来通いつめてしまっている、大好きなカフェです。
農業を営む店主さんが、自宅横にある築100年の納屋を改装してオープン。今年で8周年を迎えます。
外観は普通の民家のようですが、引き戸を開けた瞬間、なんだか違う世界に来たような雰囲気。木のぬくもりに包まれ、時間がゆるやかに流れます。
農薬や肥料に頼らない、自然の力をいかした自然栽培という農法で、お米や小麦、野菜、小豆などを育てておられる店主さん。
カフェでは、自ら大切に育てた素材を使ったお菓子などを提供されています。
このお店を知ったきっかけの玄米タルト。飲みものは、デトックス効果のある野草茶 ビワ茶。
タルト台には小麦全粒粉、生地には玄米粉が使ってあり、さっくり、プチプチ、優しい甘さ。大切に育てられた食材で作られているのだと思うと、ゆっくり、じっくり、噛みしめたくなりますね。
添えられたクリームチーズも自家製です。
野草茶はほかに、よもぎ茶とすぎな茶があり、こちらもそれぞれうれしい効能が。
しかも、この野草も無農薬無肥料のもの。
こちらは、自家製あいすくりん。
ミルク、紅茶、くるみなど数種類ありますが、私が選んだのは、あずき。そう、あずきあんがのっているのです!長期発酵ヨーグルトなるものがブレンドしてあり、さっぱりしたあと味がうれしい。
お気に入りのミルクチャイのプリンと、ココア。
ぷるぷるのプリンに、シナモンのいい香り。底にはつぶあんが入っているので、混ぜていただきます。そう、あんこが入っているのです!
混ぜたらこんな感じ。あっさりした甘さのあんこは、小豆の粒の形が残っていて、あ〜小豆食べてるわ〜って思える食感がたまらない。
このあんこが本当においしくて、ひと口ひと口が至福の味。あんこ好きという店主さんとのあんこの話も楽しいのです。
そして、無糖なのにほんのり甘いココア。シロップがついていますが、私は入れなくても十分でした。
コーヒーがおいしいというカフェは数あれど、ココアはどちらかというと脇役。実はコーヒーが飲めない私は断然ココア派。こんなふうに丁寧にココアを入れてくれるお店に出あえると、とってもうれしい。
そしてこちらは、唯一のランチメニュー オーガニックカリィ。
からいものが苦手な私。カレーを売りにしているカフェは多いのですが、からいというイメージが先行してなかなか食べられませんでした。でも、ここのカレーはからくない!ていうか、甘い!
インド料理店を営むお知り合いに教わったというこだわりっぷり。野菜は玉ねぎのみ。ハーブやカカオなどの隠し味が入っているからか、コクがあってフルーティ。
カレーと言えばナンのイメージですが、ここではチャパティ。小麦全粒粉を使ったチャパティは、噛めば噛むほど味が出てきます。半分にちぎって、中にカレーやサラダをお好きに挟んでくださいとのこと。あ、これおいしいわ〜。
お米は六分づきで食べやすく、店主さんいわく、このカレーはごはんを食べてもらうためのカレーで、メインはお米だそう(笑)でもほんと、丹精こめて育てたお米だからこそ、そう思われるのでしょうね。
そしてそして、見た目も夏らしいハッカの炭酸水。
(ここでもプリン登場です)
ハッカのさわやかな香りと優しいシュワシュワに、元気をもらえます。
テイクアウトの焼き菓子もずらり。
イートインもできるスコーン。ほろほろとやわらかな口あたりですが、素材をしっかり味わえる存在感ハンパないおやつ。
マドレーヌ(上)とサブレ(下左)。サブレのざっくりした食感がやみつきになり、家族へのおみやげに買ったのに自分で食べてしまうこともしばしば。
こんなジャムもあります。
そうそう、看板には三日月と満月が描かれていて、店内にはこれと同じ置きものが。
なんで月なんだろう?
お聞きすると、月は農業と深い関わりがあるのだとか。月の満ち欠けがひとの体調に影響を与えるように、植物の成長にも関係するため、農業は昔から月齢のリズムを利用して行われてきたそう。
自然の摂理に従って生きる、ということですね。
カフェで提供しているお菓子は、おやつというより、農産物と同じ“いのちをつなぐ食べもの”という思いで作っているという店主さん。
控えめな印象ですが、素材やつくるものに真摯に向き合われていて、ポリシーを持っていらっしゃるのだなあと、しみじみ感じます。
だから、「KAゑMON」のお菓子は何度も食べたくなるのかな?
というのも、どんなものでも、はじめて食べたときがいちばんおいしいですよね。で、好きだから何度も食べるし、いつ食べてもおいしいけど、はじめての感動はやっぱり味わえない気がするんです。
でも、ここのおやつは、食べれば食べるほどおいしい!と思わせてくれる。
もちろんはじめて食べたときも感動しましたが、不思議なことに、2回3回と食べるほどにおいしいと感じるんです。素材の味が生きているって、こういうことなんだなと実感。まさに天然滋味。
しっとりと流れるジャズが心地よく、つい長居してしまいそうに。
冬にはからだの芯まであたためてくれる薪ストーブ。
2階はこんな感じ。
窓から射しこむ自然光が、空間を優しく色づけしています。あの奥の席で、本を読みながらゆったり過ごすのもいいですね。
食べものだけでなく、調度品や照明、統一されたシンプルな食器類など、随所にセンスのよさが光ります。
素朴だけれど味わい深い。
こんなステキなカフェ、なんでもっと早くに行かなかったんだろう・・・。でもきっと、今がそのタイミングだったんでしょうね。
語りたいことがたくさんあって、ついつい長い記事になってしまいました。最後までおつきあいくださってありがとうございます。
カウンターの、このでっぱりがなんとなく好き。
⚫○⚫○⚫
天然滋味KAゑMON
小野市黍田町890
☎︎0794-63-3359
12:00から18:00まで
木曜定休
あんこのつぶやき⚫水ようかん
前回つぶやいたところですが、今回もまたつぶやきを記します。
大阪北部地震から1週間。
みなさん、大丈夫でしたでしょうか?
私の住んでいるところも揺れました。
あの時間、ちょうど外で洗濯物を干していて、思わずしゃがみこみました。
ライフラインはほぼ復旧しつつあるようですが、
被害にあわれたかたは、今も不安の中で過ごされていると思います。一日も早く平穏な生活に戻られることを、心からお祈りするばかりです。
また、亡くなられたかたのご冥福をお祈りします。
大切なひとと一緒に過ごせること、好きなところに行けること、好きなものを食べられること。
あたりまえのように思っているけれど、とてもありがたいことですね。
さて、田植えの時期です。
水を張った田が、なだらかな山を映して美しい。
なんにもないまちだけど、こういう景色に出あえるから、やっぱりこのまちが好きだなあと思います。
そんな今日は、離れて暮らす祖母の家へ。暑くなってきたので、手土産には夏らしいお菓子を。
神崎郡福崎町にある和菓子店「御菓子司あらき」の水ようかん。材料は、小豆と砂糖と寒天、そして葛粉のみ。あっさりしていて、なめらかなのどごしがなんとも言えません。竹筒のカップに入って、目にも涼しげ。
☞御菓子司あらき福崎店
神崎郡福崎町西田原1177
☎0790-22-7555
9:00から18:00
木曜定休
暑くなってくると、あ、食べたい!と、自然と思い浮かぶおやつ。私も好きですが、祖母も好きなので、なんとなくはりきって買っちゃいます。
今年初の水ようかん。
祖母と一緒に、ひと口ずつ味わって、いただきます。
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あんこのつぶやき⚫あんみつ
月日が経つのは早くて、気がつけばもう一年の折り返し地点。
母が育てているズッキーニが、堂々と花を咲かせているのを見て、あ、私も次に進まなきゃ。と、はっとしました。
でも、あんまり急ぐと途中で疲れてしまうから、あせらず、自分のペースで進んでゆきたい。
そんなことを思いながら、ひとりでカフェをめぐる梅雨の晴れ間の休日。
よもぎわらびもちのあんみつ。
以前紹介した加古川の古民家カフェ「楓屋」の夏メニューです。
あんこ、わらびもち、きなこ(のアイス)。私の好きなものがぜんぶのっている、心ときめくひと皿。
スイカの寒天とクコの実の赤色がアクセント。
添えられたカエデの透き通るようなみどりが、さらに彩りを加えています。
懐かしいようで新しい、何度でも食べたいおやつ。
きっと誰にでも、ひと口食べれば笑顔になれる、そんなお気に入りのおやつがあるんだろうな。
こんなふうに、自分の時間を大事にしながら、ゆっくり、じっくり、進んでゆこう。
朝の散歩道で出あうアジサイも、ゆっくりでいいんだようって、言ってくれてる。