気がつけば今日もカフェ

おいしい、ヘルシーが好きな三十路女のカフェめぐり日記。気ままに綴ってゆきます。

みんなに愛される癒しのあんこ⚫つばきや

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神戸市中央区鯉川筋を北へ上がっていくと、ふと目に入る小さな和菓子屋さん「和のおやつ つばきや」。あんこのおやつに目がない私がずっと行ってみたかったお店です。



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赤い椿のロゴマークが目を引く看板。



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あずき色の軒先テントに、すだれやお品書きの短冊。レトロなたたずまいにほっこりします。



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2、3人入るのがやっとの、こじんまりした店内。


この日はとてもいいお天気で、汗をかきかき元町駅から歩いて行った私を、ゆっくりしていってくださいねと迎えてくださった女性店主さん。まさに、あんこのような癒し系。

ご自身があんこ好きという店主さん。あんこのおやつのお店をと、2年前に「つばきや」をオープンされたそう。私もかなりのあんこ好きだけれど、作るよりも食べるほう専門(笑)なので、尊敬しちゃいます。



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おはぎや桜もち、スコーンにグラノラ・・・かわいらしいお菓子たちに、いちいちキュンキュンしてしまいます。品数は多くありませんが、その分ひとつひとつ心をこめて作られています。


では、そのかわい子ちゃんたちを紹介していきましょう。


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ちょっと小ぶりなおはぎは、小豆つぶあん、黒豆きなこ、黒ごま、青のり、くるみ白あんの5種類。中には小豆あんが入っています。



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家に帰って箱を開けると、おはぎたちが早く食べて食べてと誘っているようで(笑)

あんこは甘さを抑えてあるからか、小豆の風味がしっかり生きています。店主さんがコトコトと小豆を炊いている姿が思い浮かびます。
おもちは、粘りが強いのが特徴の佐賀のひよくもち米を使ってあり、もっちりとした歯ごたえ。

定番のつぶあん、きなこはもちろん大好きなのですが、個性派のくるみ白あんは、香ばしくて予想以上のおいしさでした。



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季節の和菓子、桜もち。



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淡いピンク色、桜の葉の香り、口に運べば上品な甘さが広がります。和菓子は五感で楽しむとよく言われますが、ほんとにそうだなあと実感。
桜の時期はもう終わりましたが、桜もちで春を味わうことができます。あ、花より団子ですね。



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どら焼きは、小豆つぶあん、あんず白あんの2種類。小腹を満たすのにちょうどいい小ぶりなサイズ。今回はあんず白あんをいただきました。
しっとりした生地には、「つばきや」の焼印が。あんずの甘酸っぱさと白あんの甘さがほどよくマッチしています。



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あんこがたっぷり練り込まれたあんスコーンは、小豆あんと抹茶白あんの2種類。
スコーンが盛ってあるお皿もステキ。



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ほろっと軽い食感で、味もあっさり。



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あんこのグラノラ。
オーツ麦にあんこが混ぜ込んであります。クルミやドライマンゴーも入っていて、ザクザクとした食感。50g入りと150g入りがあるのですが、欲張りな私は150g入りを買いました。



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今日はヨーグルトに入れていただきましたが、ごろっとしたかたまりもあり、このままでも十分おやつになります。これはたぶん、食べだすと止まらない危険なおいしさ!



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山椒もち。
斜向かいの乾物屋さん「うおくに商店」の粉山椒を練りこんだ、やわらか〜い羽二重餅のようなおもち。



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口に入れた瞬間、爽快感が広がり、そのあとピリリとした辛さがやってきます。食べたあともしばらくは口の中に爽やかさが残り、初夏を感じる味。

あ、「うおくに商店」については次回の記事で語りますね!



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素朴だけれど、やさしい味わいのおやつたち。
余計なものは入れず、お砂糖も洗双糖やオーガニックシュガーを使用するなど、自然に近い味を心がけておられます。


お母さんと一緒にスコーンを買いに来る男の子、どら焼きありますか?と足を止めるご婦人、こないだのはちょっと甘すぎたねと、味を品定めしてくれるおばあちゃん・・・私が店主さんとお話させてもらっているあいだに、いろんな人が立ち寄っていました。

おいしいだけじゃなく、店主さんのお人柄も、みんなに愛されるゆえんなのでしょうね。
私もご近所だったら毎日でも通ってしまいそう。



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5月からはわらびもちが、夏にはかき氷も登場するそうなので、また足を運んでみたいと思います。



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前回の記事であんこのお話をしたばかりですが、今回もあんこが主役でしたね。そのうち、あんこのおやつを集めた“あんこ手帳”なるものを作ってみたいなあと、ぼんやり考えています。




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和のおやつ つばきや
神戸市中央区中山手通3-12-15-101
☎︎078-384-2871
12:00から17:30まで
日・月曜、祝日定休